けん玉と僕

昨日の夜を思い出す。寝不足の僕は疲れをしらない。


(けん玉と僕)

幼少の頃、少し触った程度でたまにけんにささるくらい。



6年前くらいに、ムジカの置きけん玉で練習してた。いつの間にかなくなってた。



2年前に千里中央おもちゃ屋で検定用のけん玉をなんとなく買った。
けん玉協会認定のもので1500円くらいした。とてもやりやすい。色は赤。
その頃、とめけんを暇つぶしにやってた。やらない人より少し上手い程度。



1年前、義理の弟(年上)の前で得意顔でとめけんを披露。
その後、義理の弟(年上)から繰り出された「世界一周」に驚愕。
とめけんで満足していた僕は、すこし恥ずかしかった。
その後「世界一周」は日課に。その時点で10回に1回は成功。

去年の秋頃からツイッターでけん玉をちらちら見かける。
義理の弟(年上)と僕しか知らないのでみんなのレベルが気になった。
みんな綺麗な色のけん玉を使ってるようで、
赤色のぼろぼろのけん玉を持った僕は、すこし恥ずかしかった。


僕はけん玉のことを何もしらない。ただ「世界一周」を繰り返す毎日だった。
「2012年は検定をうけよう」
新しい目標ができた。


新年を迎え、馴れないアマゾンで水色のけん玉を買った。
届いたけん玉をみて僕は「おもってたよりすこしうすいみずいろやなぁ」と思った。
はじめてのとめけんは失敗。キレイな球にへこみができて嫌だった。
メンタルが弱い。




検定を受けるにはけん玉協会にはいらないといけない。ネットでしらべた。
年会費は5000円。なかなかなかなか。
「うわぁ、こんなくらいかかるんやったらしっかりれんしゅうしないといかんなぁ
あ、そういえばけんていのはんていほうほうもしらんわ、あかんなぁ」


調べた。
級の技をひととおりやってみた。
飛行機、ふりけん、灯台。すごい。
飛行機は知ってたけどあんまりかっこよくないからやってなかった。
ふりけんは知らなかった。そんなこと狙ってできるとは思ってなかった。
灯台。見たことはあって地味やなぁと思ってたけど、やってみるとむずかしくて楽しい。


「とりあえずふりけんから。ひこうきはかっこよくないしとうだいはむずかしいから」
赤色は練習用、水色で本番。を繰り返す。
見た目からか、赤色はずっしり水色はかるく感じる。
水色のことを、僕はあまり好きになれていなかった。
「やっぱけんだまゆうたらあかやんなぁ。やっぱなれないあまぞんなんかでかうからあかん
かったんかなぁ。だいたいみずいろのやつはひものしょりもちょっとざつになってるしなぁ。」

(写真は現在の形、紐も変わりネジもさしてあってかっこいい。マツザワくんありがとう。シールもはろうかな。)





ふりけんの日々。けん玉と僕。この頃から外出する時ポケットにいれておくようになった。
しなかったとしてもポケットの中のけん玉を握ると嬉しくなった。
外出用は水色。水色の事を好きになる為にもって出かけた。
今思うと少し変わった「水色」をもち歩く事によって、みられたい感覚があったのかもしれない。あの人変わったけん玉もってるわ、そんなんあるぬんやねっておもわれたかったのかも
しれない。
そう考えると僕は、すこし恥ずかしくなった。


ふりけんの日々。けん玉と僕。たまに世界一周、日本一周をはさむと簡単に決まる。
僕の中のけん玉バランスがよくなったからか。手ごたえを感じる。
練習は子供が寝てから、音が響いて起こしてはいけないので洗面所で行う。
洗面所の適度な狭さ、照明はけん玉に合っていて集中できた。





今度はムジカでけん玉ブームの噂をきく。
想像するにみんなカラフルなおしゃれけん玉を使っている。
僕も水色をもっているからそこは問題なし。
気になるのはみんなのレベル。


そんなある日のメール。
ムジカジャポニカけん玉会へのお誘い。マツザワ。
僕がけん玉をやっている事を伝えてくれたのは仲井君。
仲井君はいいやつだ
その会ではなんと検定も受けられるという。
しかしその日は吉田ピンチ弾き語り。
またの機会を待つ事に。
「なんでそのひとかぶるんやろうなぁ。ひごろのおこないがわるいんやろか。さけばっかの
んでるからあかんのかな。もうすこしいいおとうさんになったらいいんかな。」


翌日。いつものように結局酒をのんでいたら、マツザワメール。
ムジカでみんなで練習するとの事。
ビール1杯、酒3合のんでいきおいのある僕はそのままムジカへ向かった。



ふー、ひと休み。 つづく。
後で読み返しておもんなかったら削除します。



吉田ピンチ